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初日の出参拝登山

福利厚生委員会で初日の出を見るために高千穂の峰登山を企画した。

高千穂の峰は、古事記、日本書紀にも出てくる天孫降臨の地で、山頂には迩迩芸命(ニニギノミコト)が降臨に際して逆さに突き立てたという「天の逆鉾」が立てられており日本創始の地として有名である。山の高さは1573.7m。

本格的な山登りの経験はまったく無いが、秘境といわれる椎葉で生まれ、裏山は1700mの国見岳、運動靴で何度か登っていたので、1500mなんて・・・とほとんどなめていた。

行程は、登山口までの往復はバスを貸し切り、途中、霧島神宮参拝、昼食と温泉は霧島ホテルというコースに決まった。

打合せの中で夜に登るので、寒さ対策は必要との事から防寒着・雨具・懐中電灯、それから食べ物(水・チョコレート・ソイジョイ)、靴はハイカットの軽登山靴と杖!・・・ツエ?!それと軽登山靴?・・・・!!!

エライ大げさになってきたぞ!たかが1500mの山じゃないか!!

じゃ靴だけはとりあえず買おう、スニーカーもクタクタになっている事だし。スポーツ用品売り場に行くと、軽登山靴は7千円くらいから3万5千円まで様々。一番安い靴を2足(1足はカミさんの分)を購入。山登りのベテランK社長より「帽子は耳までかぶさる正ちゃん帽がいいよ」とアドバイスを頂いた。・・・正ちゃん帽?

さっそく検索してみると「頭のてっぺんにポンポン飾りを付けた毛糸の帽子。大正末期の漫画「正ちゃんの冒険」の主人公がかぶっていたことに由来する帽子」ということで500円で購入。そのほか手袋500円、杖・・・ツエ?年寄りじゃあるまいし要らない!

・・・と言う事で、月満ちて2006年12月31日、家の中の掃除や飾り付けをして、夜8時カミさんと二人で年越しの料理をつつきながら、集合場所へは車で行くためアルコールは一切ダメ!な~んか物足りなさを感じながら、TVでK1を見てると12時。TVの「あけましておめでとう」の声を聞きながら自宅を出発、オロシティー会館へ集合。バスに乗り込み1時30分出発、途中で参加者を拾いながら一路霧島へ、総勢40人。

少しウトウトしているとバスが動いていない。不審に思って外を見ると、なんと山の中の一本道が大渋滞!遠くまで車が連なっているのが見える。運転手さんに聞くと霧島神宮に初詣のための客で渋滞しているとの事、いかんせん山の中の一本道Uターンもできずノロノロと進む。わずか2~3キロを1時間半ほどかかって5時20分登山口へ到着、カミさんは体調が悪くバス待機となり、準備運動をして5時32分に登り始める。1時間30分で登らなければ初日の出に間に合わない。

登山口から石畳の道がつづく。な~んだ道は整備されているし、軽いカルイ!真っ暗な道を懐中電灯の明かりを頼りに登っていくと数人のグループに追いついた。しばらく行くと石ころだらけの道になり、石ころがだんだん大きくなって岩がごろごろしている道から急に勾配がきつくなる。

砂利と人の頭ほどの石ころの間を登っていくので、足を踏ん張ってもズルズルとすべる。人の踏みしめた足跡を探してそこを登っていく。人の後ろを歩いているので、前が詰まると速度が極端に遅くなる。

Cimg2048w1000_2周りを見ると岩の間を登っている人が見える。そうだ人の少ない岩場を登ればいいんだ!コースを変えて登る。後ろの人に迷惑を掛けないよう少しピッチを上げる。ザッ、ザッ、ズルッという感じで登っていく。ピッチを上げたため、体中から汗が噴出す。額から汗がボタッボタッと落ちてめがねに当ると前が見えなくなる。おまけに防寒着だから身体は蒸し風呂状態!寒いなんて誰が言ったんだ!暑くて死にそうだ、体中が汗で気持ちが悪い。防寒着を脱ごうとしたが、分厚い手袋をした手ではジッパーがつかめない、おまけに片手は懐中電灯、もう一方は岩をつかんでいる。あきらめてそのまま登る事にした。

Cimg2049w1000 きつくて足が上がらない、もう前を見る元気もなく下ばかり見て登る。アルコールでふやけた肉体と一睡もしていない老体ではもう限界。

突然「お~い、そっちじゃないよ、こっちだよ!」と声が・・・。あわてて周りを見ると標識があり山頂は左の方向。

「山頂までもう少しだよ!」と女性の声。見ると小学5年生くらいの男の子とお母さんが登っている。男の子は相当疲れているらしく、四つんばいで足取りは重い。そういう私もこの男の子とおんなじ状態。男の子は無言で一歩一歩登る。ここから砂利と石ころの道。一歩踏み出すとズルズル~ッと後退する。アゴは上がり、息は上がり疲労はピークに・・・そうだ杖だよ、ツエがあればもっと登りやすいのに・・・やっぱり人のいう事は聞いておくものだ・・・反省。

お母さんが息子に「一歩一歩確実に頂上に向かっているから、頑張れ!ガンバレ!」。男の子「・・・・・!」。お母さん「もう少しで頂上よッ!」

Cimg2056w1000_3 その声に励まされ、ようやく頂上へ7時5分。しばらく休憩し、天の逆矛を写真に収める。「やったー頂上だぁ~」少し歩き回ると、一緒に登った人たちに遭遇し、記念写真を1枚。

Takatiho1w1000_3 残念ながら霧で初日の出は拝めませんでした。さすがに頂上は風があり、耳と鼻は痛いくらいの冷たさでしたが、防寒着の中の汗と熱で寒さは感じない。

明るくなってきたので下山する事にした。Cimg2066w1000_2 下りは登りと同じくらい辛い。足はカクンカクン、いわゆる膝が笑うと言う状態。油断をするとザッザァ~ッとすべ る。 まるで「イナバウァ~ッ」状態で後ろに尻餅をつく。3w1000_1 前に転がり落ちたらただでは済まないような急勾配を降りていく。明るい場所で見る「馬の背」は、暗闇でよくこんなところを登ったもんだ・・・と身がすくむような左右は絶壁の細い道でした。

霧島神宮に初詣、霧島ホテルで昼食を取り、温泉に入ったときはえもいわれぬ心地よさ、天国の気分を味わい、バスで岐路に着きました。

バスの中ではこん睡状態、そういえば昨日から一睡もしてなかったんだ。家に着いてコタツに入り、缶ビール(正しくは発泡酒)を一気に飲み、その後はさらに爆睡。充実した1日でした。また、来年も行ってみようかな!今度は杖をもって・・・・。

6w1000_1

2007年1月1日

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コメント

ほんとに、本格的な、登山だったんですんね~~~

ママさん、いろいろ趣味あるんですね。

又、かきこ します。。

投稿: おいさん | 2007年2月 9日 (金) 08時03分

おいさんへ

いつもご訪問ありがとうございます。
初めてのことばかりで、苦労してます。この山は小学生でも登れる山ですので、少し大げさに書きすぎましたかね!
ところで、おいさんは昨日は鹿児島でしたか?

投稿: ナスがママ | 2007年2月 9日 (金) 09時02分

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